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親の態度



またしてもMameさんブログを読んでの、個人的な覚書。
このブログは、国際結婚の親をもつ子供をどう育てるかについて考えるために、参考になる。
とはいえ、人はそれぞれ違った問題を抱えているので、他人の文章を読む場合にも、どうしても自分の問題意識から読んでしまう。
つまり、自分勝手に読んでしまうことになる。

1 子供の教育に祖父母や親戚が関わってくると、ややこしくなる。
老婆が結婚して日本に来た時に、台湾の友人によく聞かれたことは、夫(=ボク)の親をとは同居か?、外で働かないのか? ということだった。
日本人同士の夫婦でもよくあることだが、母方でも父方でも、じいちゃんばあちゃんが子育てに関わると、ボクら夫婦はフラストレーションを感じる。
いつも子供に厳しく言いつけていることについて、じいちゃんばあちゃんが甘やかしてしまうからだ。
つまり、せっかく夫婦で子育ての原則を作っているのに、じいちゃんばあちゃんの家に行くと、それがすぐに破られてしまう。
原則が破られてしまうことへのフラストレーションに加えて、一貫した態度をもって子供に接するという原則が破られてしまうことに、またフラストレーションを感じる。

2 原則をもつということ
フラストレーションにをもってしまうということについて考えると、夫婦が維持しようと日頃から努力している原則をが破られてしまうことから来ていることが分かる。
うちで言うと、(1)自分のものは自分で片付けさせるとか、子供だからといって甘やかさないという原則、(2)原則を一貫させるという原則がある。
(2)については、母親と父親で別のことを言ったのでは子供は混乱するだろうから、夫婦で一貫した態度を取る方がよいとボクらは話し合って来た。
でも、じいちゃんばあちゃんが加わると、一貫した原則がすぐに壊されてしまう。

3 じいちゃんばあちゃんにも夫婦の原則を尊重してもらう
そこでじいちゃんばあちゃんにも、ボクら夫婦がどういう方針をもっているか、方針を一貫させることが子供達を混乱させないために重要だ、と説明する。
もっとも、じいちゃんばあちゃんに説明しても、部分的に分かってもらえても、全部わかってもらえることは少ない。
年長者は正しいという暗黙の前提もある。

4 妻に味方する
じいちゃんばあちゃんには可哀想だが、夫婦とじいちゃんばあちゃんの間に考え方の違いがあったら、老婆の考えが明らかに間違っている場合は除くが、ボクは老婆(妻)の味方をするようにしている。
老婆はアウェイにいるマイノリティだから、味方が必要だ。
そしてだいたいは、老婆の方が、はっきりと一貫した考えを持っていることが多い(曖昧な日本語と直接表現を好む中国語という違いが影響しているのだろうか?)。

5 尊重しながらじいちゃんばあちゃんには意見を申し上げる
これは、まだ出来ていないこと。
ボクがじいちゃんばあちゃんに意見を言う時に、親子の無遠慮もあるのか、親を叱るみたいに乱暴に言っていると、老婆に怒られる。
夫婦の原則の維持は大切だけど、じいちゃんばあちゃんには、ゆっくりと落ち着いて、年長者を尊重する態度を示しながら、夫婦の考え方を申し上げたい。


じいちゃんばあちゃん、ごめんなさい。
歳を取ってまで、子供に怒られると思わないでください。





by kungyangyi | 2017-03-23 05:14 | バイリンガル子育て
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