別便で「老婆」の家の扉がいつも開いていることを書いた。
その家のつくりについて書いておきたい。 路地には同じような作りの家が、並んでいる。 どれも家本体の前に、あまり大きくない庭がある。 「老婆」の実家だと、むかしはこの庭は、ゲートで閉じられてなかった。 開放的な庭もあれば、閉じられた庭もある。 「老婆」実家の庭のゲートは、鉄の格子で、 外から家が見えるし、 だれでも外から手を通して、ゲートのかんぬきを開けられる。 かんぬきに鍵がかかっていることはない。 家本体は、「老婆」の実家だと2階建てだが、 おばさん(「老婆」のお母さんのお姉さん)の家は4階建てだ。 「老婆」の実家の隣町に住むシャロン(sharon)の家は、 同じようなつくりだが、もっとプライベートな感じがする。 というのも、庭のゲートが、鉄板の扉で、 外から中が見えないようになっているからだ。 家に来る人は、ゲートの外からドアのベルを鳴らし、 家の人が出てきて、ゲートを開けてくれるのを待たなければならない。 シャロンの家本体は4階建てだ。 「老婆」の実家の2階には、家の祭壇がある。 家の祭壇は、「神位」シャンウェイ)という。 おばさんの家だと4階にある。 「神位」はいつも最上階にある。 「老婆」の実家では、屋上に行く扉もいつも開いているそうだ。 閉めるのは台風のときだけ。 通気のためだという。 洗濯物はふつうは2階の洗濯機の横に干しているが、 大きな布団などは屋上に干す。 そのほかには、中秋節の時に、屋上でバーベキューをしたりする。 こういう、前に小さな庭がある、数階建ての家は、 「透天厝」(トウティェンツオ)、というのだそうだ。 こういうところだと、ふうつ近所同士であるていど付き合いがあるようだ。
by kungyangyi
| 2008-01-12 14:10
| 台湾
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