去年の12月に義弟の「婚礼」に参加した。
義弟は南部出身、新婦は北部の桃園出身で、今回の婚礼は義弟の家の方で催された。 新婦は「伴娘」(ブライドメイト)を見つけることができなかった。 ブライドメイトは未婚の友達でなければならないが、31歳の新婦には未婚の友達がいなかったのだそうだ。 それで「伴娘」を、新郎の親戚から見つけてくることになった。 「伴娘」は新婦と一緒にいて、新婦がもらう礼品やお金を持ってあげたり(新婦のドレスにはポケットがないから)、飲み物をあげるなど新婦の世話をするのが役目だ。 そもそもその昔には、新婦の傍に「伴娘」がいることで、「鬼」(悪霊)の注意を新婦からそらさせようとしたのだという。 婚礼の朝には、縁起のいい時間を選んで、新郎と友人たちが車を連ねて、近くの町のホテルに泊まっていた新婦とその兄(父の代理で来ていた)を迎えに行った。 「迎娶」とか「迎親」とか呼ばれる行事だ。 新郎と友人たち(国語で「伴郎」、台語で「伴娶」)が出発する前に、「伴娘」の乗った車が新郎の家の前を出発して、新婦と親戚が待つホテルに向かった。 新郎たちが来る前に、新婦と一緒にいるためにである。 新婦はその「伴娘」と、婚礼の日に始めて会ったという珍しいことになった。 「伴娘」はものの分かった者でなければならないが、この日その役をつとめたのは、まだ幼い小娘だった。
by kungyangyi
| 2008-01-05 14:27
| 台湾
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